コインを投げて町長を決定 フィリピン
(CNN) 一部の国では電子投票の導入が進んでいる昨今だが、フィリピンの地方選ではこのほど、得票数で並んだ2人の候補がコインを投げて新町長を決める一幕があった。
CNNの系列局ABS-CBNが伝えたところでは、13日に行われた東ミンドロ州サンテオドロ町長選で、2人の候補の得票数がともに3236票で同数となった。そこで当選者を決めるため、コイントスをすることになった。
フィリピンの選挙管理委員会は、得票数が同数だった場合にはコイントスで当落を決めることを認めているという。
対決の舞台となったのは、殺風景な部屋。机でぐるりと囲まれた「リング」の中で2人はコインを投げ、その結果、前町長の息子マービック・フェラエン氏の当選が確定した。
新町長をコイントスで決まったことに対し、住民から批判の声などは上がっていないという。