マンデラ氏に生命維持装置、南ア大統領は外遊中止
南アフリカ・プレトリア(CNN) 南アフリカの首都プレトリアの病院に入院しているネルソン・マンデラ元大統領(94)は26日夜の時点で生命維持装置を装着された状態にあることが分かった。容体について説明を受けた当局者が明らかにした。
ズマ大統領は同日夜にマンデラ氏を見舞った後、27日に予定していたモザンビーク訪問を中止すると発表した。
マンデラ氏は肺の感染症の再発のため6月8日に入院し、23日の時点で重体に陥ったと伝えられていた。
政府報道官は生命維持装置装着の情報について公式なコメントを避けている。25日の時点で政府は「回復に向けて(医師団が)全力を尽くしている」と発表していた。
病院前の道路は警官隊が警備を固め、塀の前には支持者らが置いた風船や縫いぐるみが並ぶ。塀には回復を祈るメッセージがびっしりと張られている。
26日に姿を見せたマンデラ氏の義理の孫にあたる男性は、メッセージなどの一部を集め、「これを見せたらきっと良くなってくれるはず」と希望をつないだ。
マンデラ氏は7月に95歳の誕生日を迎える。