イラクのカフェで自爆テロ 33人死亡
(CNN) イラク北東部の都市キルクークで12日夜、自爆テロ事件が発生し、少なくとも33人が死亡、26人が負傷した。地元警察が明らかにした。
事件は、現地時間12日午後10時ごろに発生した。キルクークとバグダッドの当局によると、バグダッドの北約240キロに位置するキルクーク中心部にあるカフェ内で、爆弾ベストを装着した男が自爆したという。当時、店内では常連客たちが、イラク人がイスラム教の断食月(ラマダン)中に行うゲームを楽しんでいた。
多くの民族が混在するキルクークは、イラク中央政府と少数民族クルド人の自治政府が支配権を主張している紛争地域の1つだ。
これまでも国際テロ組織アルカイダ系のグループなど、イスラム教スンニ派の過激派がラマダン中に同様の自爆テロを行ってきたが、今回の爆発については今のところ犯行声明は出ていない。