パリ郊外の列車脱線、ポイント不具合が原因か
(CNN) パリ南郊で12日に起きた列車脱線事故で、フランス国有鉄道(SNCF)は13日、線路を分岐させるポイントの不具合が事故につながったとの見方を示した。
SNCFによると、ポイントの部品が外れていたことが判明した。
列車はパリ近郊から中部リモージュに向かう途中、通過駅のブレティニ・スール・オルジュ駅付近で脱線した。SNCF幹部はテレビ局とのインタビューで、列車は通常通りの速度で駅に差し掛かったと説明していた。
犠牲者を巡る情報は錯綜(さくそう)した。6人死亡、22人負傷との発表について、地元当局者は当初、人数がさらに増える恐れがあるとコメント。救助チームが現場を捜索し、横転した一両を吊り上げて車内を調べたが、13日夜までに新たな死傷者は発見されなかった。