薄被告が手紙、「真実はいつか明らかに」 親族宛てに

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薄熙来被告は罪状を争う構えを崩さなかった

薄熙来被告は罪状を争う構えを崩さなかった

北京(CNN) 収賄や職権乱用などの罪で起訴されている中国共産党の元重慶市委員会書記、薄熙来(ポーシーライ)被告が判決を前に家族に宛てて手紙を書いていたことが明らかになった。

手紙は12日付けで、薄被告は「私はこの件に巻き込まれ、本当に不当な扱いを受けた。だが真実はいつの日か明らかになるだろう」と無実を主張。「刑務所で静かに真実が明らかになる日を待つことにしよう。父は生前、何度も投獄された。私は父を手本としようと思う」と書いている。

薄被告の父、一波は毛沢東や鄧小平ととともに革命を戦った人物。1966年に始まった文化大革命では迫害を受け、10年にわたって投獄されたものの、79年に国政の中枢に返り咲いた。

薄被告は「父と母はもうこの世にいないが、その教えは私の心に深く刻まれている。両親の顔に泥を塗ったりはけっしてしない。どんなに苦しみが大きくとも耐えてみせる」と語るとともに「母の写真をベッドのそばに置いた。母がそばにいてくれると孤独ではない気がする」と書いている。

薄家と親しい人物によれば、インターネット上に流出したこの手紙は間違いなく本物で、実際にはもっと長いという。息子など親族に宛てて書かれたとみられる。

判決は22日、山東省済南市の中級人民法院(地裁に相当)で言い渡される。

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