ICPO、英国人の女を国際手配 ケニアの事件に関与か
(CNN) 国際刑事警察機構(インターポール、ICPO)は26日、ケニア当局の要請を受けて、「白い未亡人」と呼ばれる英国人の女に対し「赤手配書」と呼ばれる国際手配書を発行したと発表した。
手配されたのは英国人のサマンサ・ルースウェイト容疑者(29)。ICPOによると、2011年の爆弾事件に関連して、加盟190カ国に同容疑者が危険人物であることを通知するようケニア当局から要請があった。
ケニアでは、首都ナイロビで起きたショッピングモール襲撃事件で犯人の中に白人の女が1人いたと伝えられており、この女がルースウェイト容疑者ではないかとの観測が浮上していた。
同容疑者の夫は、05年にロンドンで自爆テロ事件を起こした犯人の1人だったとされる。
国際テロ対策当局は、ルースウェイト容疑者が住んでいたケニア・モンバサの自宅から11年に爆弾製造の材料が見つかったとして、同容疑者の行方を追っていた。
ケニアのショッピングモール襲撃事件では、犯人の中に女が1人いたという複数の目撃証言があり、ケニアの当局者も24日、女が関与していたことを確認した。ただ、この女の身元など詳しいことは明らかにしていない。
ショッピングモール襲撃事件では少なくとも67人が死亡、まだ63人の安否が確認されていない。