シリア巡る安保理決議案、3項目で基本合意か
(CNN) シリアの化学兵器廃棄に関する国連安全保障理事会の決議案を巡り、3項目の前提で基本合意が成立したと国連外交筋が25日、明かした。この前提にはロシアも基本的に同意しているが、「小さな問題」が残っており、まだ決裂する可能性もあるとしている。
この外交筋によると、基本合意したのは(1)8月21日の化学兵器使用の説明責任、(2)シリアが化学兵器放棄に違反し、または化学兵器を使用した場合の対応を定めた拘束力・執行力のある文言、(3)安保理の関与継続――に関する3項目。
決議案には、米国などが求めていたような、違反があった場合に武力行使への道を開く内容は盛り込まれないとこの外交官は話している。