シリア中部で自爆テロ、死者37人

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中部ハマや首都ダマスカス周辺などで死者が出ている

中部ハマや首都ダマスカス周辺などで死者が出ている

(CNN) シリア中部ハマ近郊の検問所で20日、車を使った自爆テロがあり、少なくとも37人が死亡した。英国を拠点とする反体制派組織「シリア人権監視機構」と国営シリア・アラブ通信(SANA)が伝えた。

死者の中には民間人26人とシリア軍兵士らが含まれている。SANAは、少なくとも10人が重傷を負っていて、死者数はさらに増える恐れがあると報じた。

犯人はトラックに1トン以上の爆発物を仕掛け、農業機械会社近くの混雑した路上で自爆したという。周囲の車20台以上と民家、店舗などが破壊された。

ハマはアサド政権の支配下にある。シリア人権監視機構によると、同市東郊ではシリア軍と反体制派との激しい衝突が続いている。

反政府派の「地域調整委員会」によると、この日はさらに首都ダマスカス周辺で8人、北部アレッポで6人、西部ホムスで1人が死亡した。

国連によると、同国ではアサド政権が反政府デモへの攻撃を始めた2011年3月以降の内戦で10万人以上の死者が出ている。

内戦終結に向けた政権側と反体制派の交渉は延期が繰り返されてきたが、ジャミル副首相が先週、双方の参加する国際会議の暫定的な日程で合意が成立したと発表。アラブ連盟のアラビ事務局長も20日、和平交渉が11月23日にジュネーブで開催されるとの見通しを示したが、一方でこの日時は確定ではないと述べた。

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