コカイン使用のトロント市長、市議会が権限剥奪

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トロント市議会が大もめ

(CNN) カナダ最大都市トロントのロブ・フォード市長がコカインの使用を認め、飲酒運転や暴言などの疑惑も次々と浮上している問題で、同市議会は18日、市長の権限の大半を剥奪(はくだつ)する決定を下した。

議会は先週の決議で市長に休職を求め、非常事態での権限を剥奪していた。18日の採決では市長室の予算と職員を削り、ほとんどの権限をノーム・ケリー副市長に移すことが、圧倒的多数の賛成で決まった。

フォード市長は採決に先立ち、「これはクーデターに等しい」と強く反発。「次の選挙は全面戦争になる」と警告していた。市長の実弟のダグ・フォード議員は前倒し選挙を提案したが、却下された。

議場では休憩中、市長と同議員がやじ飛ばした傍聴者と争ううち、誤って別の議員を突き飛ばす場面もあった。

市長はコカインを使ったことがあると認めた後、さらにスキャンダルが相次いでいるものの、刑事犯罪には問われていない。これまでに市長の友人や元運転手が脅迫罪で起訴されている。

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