パリで連続発砲事件、新聞社のカメラマン重体
(CNN) フランス・パリにある日刊紙リベラシオンの社屋のロビーで18日に発砲事件があり、23歳のカメラマンが心臓付近に2発の銃弾を浴びて病院で集中治療を受けている。検察当局が明らかにした。
警察は容疑者の男の写真を公開し、目撃情報を募っている。男は年齢35~45歳くらい、カーキ色のパーカーかプルオーバーに黒っぽいベストを着てキャップをかぶっていた。犯行の動機は現時点で分かっていない。
この事件と関連して大手銀行ソシエテ・ジェネラルは、同一人物とみられる男がパリの同社タワー前で発砲事件を起こし、警察が捜査していることを明らかにした。けが人は出ていないという。
別の男性は警察に対し、付近で容疑者と思われる男に脅されて車に乗せ、中心部のシャンゼリゼ通りで降ろしたと話している。
これに先立ち15日には、銃を持った男がテレビ局のBFMTVに押し入り、記者らを脅して逃走する事件が発生した。容疑者の風貌や犯行に使った銃などがリベラシオンの事件と似ていることから、警察が関係を調べている。