仏下院、買春客に罰金科す法案を可決

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(CNN) フランス国民議会(下院)で4日、買春を犯罪とする法案の採決が行われ、賛成268、反対138、棄権79で可決された。同法案が法律となるには、上院で可決された上で大統領が署名する必要があり、立法化にはさらに数カ月を要する可能性もある。

現在、フランスでは売春、買春ともに合法だが、法案が立法化されれば、買春客に対し1500ユーロ(約21万円)以上の罰金が科される。フランスでは同法案について賛否が分かれており、賛成派、反対派の双方がデモを行っている。

法案の素案によると、現在フランスには売春で生計を立てている人が約2万人おり、そのうち85%が女性で、買春客の99%が男性だという。

また、1990年から2000年までの間に外国生まれの売春婦が激増し、その割合は10%から90%近くにまで上昇しているという。出身国は主にルーマニア、ブルガリア、ナイジェリア、中国で、「人身売買ネットワークの影響の高まり」を示す結果だとしている。

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