満員電車で帰省、年に1度の再会――中国出稼ぎ労働者の春節
教育費はかかるが、息子は一家の希望だとシュウさんは言う。「卒業していい仕事を見つけ、安定した収入を得て、一家に貢献してくれればと思う。私たちがやっていることはすべて、子どもたちと家族のため」
出稼ぎ労働者たちは、同じような負担と夢を背負っている。だから満員列車に10時間詰め込まれるのもほとんど苦にならないという。
列車は合肥に近づいた。家族と再会し、食事を囲み、花火を楽しみ、友人たちとうわさ話に花を咲かせられるのももうすぐだ。「毎年故郷に近づくと本当に幸せな気持ちになる。でもまた戻ることを考えるとつらくなって、いつも泣いてしまう」とジョウさんは語った。