インドネシアの火山で噴火、死者14人
ジャカルタ(CNN) 火山活動が活発化しているインドネシア西部スマトラ島のシナブン山(標高2460メートル)で1日、大規模な噴火があった。同国当局によると火砕流などで少なくとも14人が死亡、3人が負傷した。
国家災害対策当局の報道官がCNNに語ったところによると、死傷者は火口から3キロ以内の村の住民。地元チームが2日朝から捜索活動を開始する。
同山は約400年前から休火山状態だったが2010年に噴火し、昨年9月から活動が本格化していた。英字紙ジャカルタ・ポストによると、火山活動に関連したぜんそくなどの病気でこれまでに31人が死亡したが、噴火による直接の死者が報告されたのは初めて。
火口付近からは先月、2万2000人の住民が仮設避難所へ移ったが、31日には半数以上が一時帰宅していたという。