マララさん、ヨルダンのシリア難民キャンプを訪問
マララさん自身、タリバーンの拠点となった出身地のパキスタン北西部スワート渓谷から家族とともに逃れた経験を持つ。
「だれかに私の声、スワート渓谷の住民たちの声を代弁してもらわなければと思っていた」と当時を振り返り、「この子たちが今感じていること、苦しんでいることが私にはよく分かる。だからこそ、この子たちを守る責任があると思う」と話した。
そして「自分たちは遠く離れた場所にいるから安全だ、という考え方はいけない」と強調した。
この日の訪問にはマララさんへの寄付金を基に設立された「マララ基金」の責任者も同行し、「子どもたちの保護や更生、教育への支援を国際社会に呼び掛けていきたい」と話した。