オバマ米大統領、ダライ・ラマと会談へ
(CNN) オバマ米大統領は21日、訪米中のチベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世とホワイトハウスで会談する。ホワイトハウスが発表した。
米国家安全保障会議(NSC)のケイトリン・ヘイデン報道官によれば、オバマ大統領とダライ・ラマはこれまでに2010年2月と11年7月の2回、面会してる。
中国の統治に反対するチベット族の抵抗運動をめぐり、中国とチベット亡命政府の間には政治的緊張が存在する。ホワイトハウスによれば、オバマ政権はこの問題でダライ・ラマが採っている「中道」的アプローチを支持しているという。
「米国はチベットが中華人民共和国の一部であると認識しており、チベット族の独立を支持しない。米国は中国における人権と信教の自由を強く支持する」とヘイデン報道官は述べた。
またヘイデン報道官は「われわれは中国のチベット地域における緊張状態の継続と人権状況の悪化を懸念している。中国政府に対しては、緊張緩和の手段としてダライ・ラマやその代理人たちとの対話を無条件で再開することを求め続けていくつもりだ」と述べた。