イタリア首相にレンツィ氏が就任、39歳と史上最年少
ローマ(CNN) イタリアで22日、フィレンツェ市長のマッテオ・レンツィ氏(39)が首相に就任し、同国史上最年少の首相が誕生した。
レンツィ氏は新閣僚16人とともに大統領官邸で就任宣誓を行った後、1回目の閣議のため首相官邸へ向かった。24日には議会で施政方針演説を行い、信任投票に臨む。
新内閣も平均年齢が約48歳と若く、史上初めて女性が半数を占める。経済・財務相には、経済協力開発機構(OECD)のチーフ・エコノミスト、パドアン事務次長が起用された。新中道右派のアルファノ党首は内相にとどまる。
同国では2011年11月にベルルスコーニ元首相が退陣した後、短命政権が続いている。レッタ前首相は昨年4月に就任したが、改革のスピードが遅いとの批判を受けて辞任に追い込まれた。
レンツィ氏は歯に衣(きぬ)着せぬ物言いで、同党のレッタ前首相を厳しく批判してきた。昨年末に中道左派・民主党の書記長に選出され、レッタ氏の辞任を受けて後任に指名された。