ウクライナ情勢めぐり安保理緊急会合、米ロが対立
英国のヘイグ外相は同日、ウクライナをめぐる情勢は欧州にとって今世紀最大の危機だとの認識を示した。
ロシア軍は同日、クリミア半島にさらに多くの部隊を送り込み、軍拠点などの施設を包囲して事実上の支配を固めた。一部の部隊はフェリーでケルチ海峡を渡り、半島東部に上陸したという。海峡をはさんだロシア側に装甲車が集結しているとの情報もある。
ウクライナ国防当局者によると、立ち往生している同国の軍艦にロシア黒海艦隊の司令官が乗り込み、「投降しなければ攻撃する」と迫った。
一方で黒海艦隊の報道官は、ウクライナ軍部隊を攻撃する予定はないと主張している。
ロシアのインタファクス通信は地元当局高官の話として、現地で武力衝突は発生していないと伝えた。こうした発言にもかかわらず、世界各地の市場で週明けの株価は大きく下落した。