クリミア議会が「独立宣言」 米下院は対ロシア制裁決議
2月にウクライナ大統領の座を追われ、ロシア側へ逃れたヤヌコビッチ氏は11日、ロシア南西部ロストフナドヌーで声明を発表。自分は現在もウクライナの合法的な指導者であり軍の最高指導者でもあると主張し、状況が許せばただちにキエフへ戻ると述べた。さらに、ウクライナ暫定政権は「超国家主義者とファシストの集団だ」と非難した。
米下院の採決では、オバマ政権に対ロシア制裁を求める決議が賛成402、反対7の圧倒的多数で採択された。決議はロシアの行動を「国際平和と安全に対する脅威」と批判し、ロシア軍がクリミア半島へ増派したとされる兵力の撤退を要求。米政権は欧州諸国と連携して、ロシア政府高官や国営企業などにビザ発給禁止や資産凍結などの制裁を科すべきだとしている。