パキスタン政府、タリバーンと和平交渉
(CNN) パキスタン政府の代表団と反政府勢力パキスタン・タリバーン運動(TTP)は26日、同国北西部の部族地域内の北ワジリスタン地区では初となる和平に向けた直接会談を行った。
国営メディアの報道などによれば、政府代表団はペシャワルからヘリコプターで現地入りした。
TTPの広報担当者はCNNの取材に答え、交渉は協力的な雰囲気のなかで夕方まで行われたと述べた。3月1日に合意された停戦の延長と、双方が拘束している非戦闘員の交換で合意したという。
またこの広報担当者は、交渉の行方について双方ともに楽観視していると述べた。
シャリフ首相は今年に入り、和平交渉の開始を宣言。だがTTPによる攻撃が続いたことで2月、交渉は頓挫していた。
パキスタンのAPP通信によれば、政府関係者は今回の会談について、停戦の延長が優先議題だったと述べたという。またTTP幹部の話として、TTP側が非戦闘員の解放を求めたと伝えている。