米ロ首脳が電話会談、EUは対ロ制裁強化 ウクライナ情勢
欧州連合(EU)は14日に開いた外相会合で、対ロシア制裁の拡大で合意したと発表。第2弾の制裁として、対象とする人物を増やすと表明した。さらに「必要になった場合に備え、より広範に及ぶ第3弾の制裁についての作業を緊急に完了する」とした。
ウクライナとの関係については、同国からEU諸国への輸出品の価格を引き下げるため、工業製品や農業製品の大部分について関税を引き下げることを了承した。
関税の引き下げは4月下旬から11月1日まで実施される。以後はさらに内容を拡充した自由貿易協定が発効する見通し。
今週中にはスイスでEUのアシュトン外交安全保障上級代表と米国、ロシア、ウクライナの外相会談が行われ、事態打開への道を探る。