副操縦士の携帯電話、電源が入っていた? 不明マレーシア機
(CNN) マレーシア航空機370便が消息を絶った直後の時点で、副操縦士の携帯電話が発したとみられる電波を近くの基地局がとらえていたことが分かった。操縦室では携帯電話の電源を切るというルールに反して、電源が入っていたことになる。
米当局者が14日、マレーシアの捜査チームの話としてCNNに語った。
携帯電話の電波は、マレーシア機が西向きに方向転換したとみられる時刻の約30分後、同機と管制との通信が途絶えた位置から約400キロ離れたマレーシア北西部ペナン州の基地局がとらえていた。これは機体が本来のルートから外れ、低空を飛行していたとの推定にも一致する。ただし、副操縦士が電話をかけようとしていた形跡はないという。
マレーシア紙は先週末、副操縦士が飛行中に携帯電話を使おうとしたことが分かったと報道。一方、マレーシアのヒシャムディン運輸相代行は13日、CNNの取材に対して「私の知る限りそのような情報はない」と話していた。
捜査状況に詳しい米当局者らがCNNに語ったところによれば、このほかにマレーシア機内の携帯電話が発した電波はとらえられていない。