マレーシア機不明、豪艦船が新たに信号2回探知
(CNN) マレーシア航空370便の捜索が続くインド洋南部で8日、ブラックボックスから発信された可能性のある電子信号が新たに2回探知されたことが分かった。
捜索活動を指揮するオーストラリアのヒューストン前国防軍司令官が9日に発表したところによると、5日に信号を2回探知していたオーストラリア海軍の艦船「オーシャン・シールド」号が、8日午後に5分32秒、同日夜には約7分にわたって信号を受信した。
ヒューストン司令官は、オーシャン・シールドが拾った複数の信号から推定すれば捜索範囲を大幅に絞ることができると説明。機体の位置を特定するためには「信号の発信が続いている間に残骸を見つけることが非常に重要だ」と述べた。
ただ、5日から計4回探知された信号は次第に弱くなっているという。同司令官は「艦船が発信器から遠ざかっているのか、電池切れが迫っているのか、あるいは海底の別の要因が影響しているのかは不明だ」と語った。