ナイジェリア首都で爆発、死者70人超
(CNN) ナイジェリアの首都アブジャ近郊のバス停留所付近で14日、車両が爆発し、警察によると少なくとも71人が死亡、133人が負傷した。
爆発が起きたのは同日午前6時45分。現場は通勤客らで混雑していた。緊急対策当局の当局者によると、爆発したのは停留所付近に駐車中の車だった。
捜査協力を申し出た国際刑事警察機構(インターポール、ICPO)のノーブル事務総長は、「罪のない市民に対する大量殺人」に対する「最大限の非難」を表明した。
現時点で犯行声明は出ていないが、イスラム武装勢力「ボコ・ハラム」による犯行との見方が強い。
現場を訪れたジョナサン大統領は、「われわれはこれを乗り越える。ボコ・ハラムは一時的な問題にすぎない」と強調した。
ボコ・ハラムは現地の言葉で「欧米の教育は罪」という意味。ナイジェリア全土へのイスラム法(シャリア)導入を目指し、キリスト教徒との戦いと称して同国北東部を中心にテロ攻撃を繰り返してきた。アブジャでは2011年、国連ビルを狙った自爆テロで少なくとも25人の死者を出した。
同市では5月初めに世界経済フォーラム・アフリカ会議の開催が予定されている。