アフガン大統領選の開票進む、アブドラ元外相がリード
(CNN) 5日に投票が行われたアフガニスタンの大統領選は、これまでの開票の結果、アブドラ・アブドラ元外相が首位に立っている。選挙管理委員会が13日に明らかにした。
得票率はアブドラ元外相が41.9%でリード、2位のアシュラフ・ガニ元財務相が37.6%で追い上げている。いずれの候補も過半数を獲得できなかった場合、決着は決選投票に持ち越される。
開票はアフガン全土で手作業で行われており、結果が出そろうまでにはさらに時間がかかる見通し。
カルザイ大統領の任期満了に伴う今回の大統領選は、同国で初めて民主的に次の大統領を選ぶ選挙となる。2001年のタリバーン政権崩壊後では3度目の選挙となり、選挙人名簿には250万人の氏名が追加された。投票日には各地で長い行列ができた。
カブールで投票した有権者は「爆発や戦争を止めるため、優れた大統領が必要だ。子どもたちを安心して学校に通わせたい」と願いを込めた。
投票日を前にタリバーンは選挙妨害を予告。当日は厳重な警戒が敷かれたが、全土で投票所などが狙われ、内相によると約20人が死亡、少なくとも43人が負傷した。