マレーシア不明機のブラックボックス、既に電池切れの可能性
クアラルンプール(CNN) 航空機の信号発信機開発を手掛ける専門家は13日、行方不明になっているマレーシア航空機のブラックボックスについて、既に電源を使い果たした公算が極めて大きいとの見方を示した。
同機のブラックボックスの開発と製造を手掛けたデュケイン・シーコム社のジェフ・デンスモア氏はCNNの番組に出演し、「(ブラックボックスは)電池切れに達しているか、既に達したことはほぼ間違いない。既に37日目に入り、まだ(信号が)続いていたとしても、極めて微小になっている」と語った。
デンスモア氏によると、デュケイン社はインド洋南部の捜索で探知された信号の解析に協力しており、この信号が人工的なものであることは間違いないと判断した。
ただ、機体の残骸かブラックボックスが発見されない限り、この信号が同機のフライトレコーダーやボイスレコーダーから発信されたものかどうか、100%の確信は持てないという。