ウクライナ軍劣勢か、親ロシア派が装甲車を奪取
ウクライナ・ドネツク(CNN) ウクライナ国防省は、親ロシア派の武装集団制圧のため16日に東部ドネツクに向かった軍の装甲車が、武装集団に奪取されたと明らかにした。
ドネツク近郊のクラマトルスクに向かったウクライナ軍の装甲車6台は、後にロシア国旗を掲げてスラビャンスクに到着した。
ロシアの欧州連合(EU)大使はこれについて、ウクライナ兵が「くら替えして人民に加わることを選んだ」と話している。
現場で取材しているCNN記者は、スラビャンスクの町は親ロシア派の武装集団が完全に制圧しているようだと伝えた。
スラビャンスクに通じる道路では警察が統制の取れた検問を実施。装甲車や兵員輸送車が通過し、上空には戦闘ヘリコプターが飛行するなど、軍事力が強化されている様子がうかがえるという。