ウクライナ東部で虐殺遺体、「一線越えた」とロシアを非難
副大統領はさらに、ウクライナへの財政、軍事支援を約束。米ホワイトハウスは同日、総額約5000万ドル(約51億円)規模の追加支援策を発表した。国際通貨基金(IMF)も近く、ウクライナへの緊急融資を決める見通しだ。
ウクライナ東部の親ロシア派武装勢力は10カ所以上の都市で行政施設などの占拠を続け、撤退を拒否している。21日には東部クラマトルスクの警察署が新たに占拠された。
米国防総省は22日、イタリアに駐留する米軍部隊の一部をウクライナに近いポーランド、リトアニア、ラトビア、エストニアへ派遣し、演習を実施すると発表した。
ロシア側は東部の親ロシア派への関与を否定し、欧米からの圧力は不当だと主張している。メドベージェフ首相は22日、議会での演説で、欧米の制裁による悪影響を回避するためには経済の重点を東方へ移し、中国への原油、天然ガス輸出を拡大するべきだと述べた。