「ベンガル湾に航空機の破片」、豪企業が捜索を主張 マレーシア機不明
これに対し、捜索活動を統括するオーストラリア主導の合同調整センター(JACC)は「衛星データなどから、不明機はインド洋南部に墜落した可能性が高い」との立場を貫いている。捜索の状況に詳しい情報筋がCNNに語ったところによると、これは科学的な裏付けに基づく分析結果で、米、英、マレーシア各当局なども確認している。
だがインド洋南部では、7週間の捜索を経た今も有力な手掛かりが得られていない。破片などが海上に浮遊している可能性はほぼなくなったとみられ、上空からの捜索は29日までに打ち切られた。各国の航空部隊は数日中に、拠点となっていたオーストラリア西部パース近郊の空軍基地から引き揚げる。一方、海底の捜索は範囲を6万平方キロに拡大し、今後6~8カ月間続行することになっている。