トルコ炭鉱事故の死者274人に、同国史上最悪
今回の犠牲者数は1990年に260人が死亡した炭鉱事故を上回り、トルコ史上最悪となった。
同国の炭鉱ではこれまでにも死亡事故が相次いでおり、マニサ県選出の野党議員は4月に国内の炭鉱の調査を提案していたという。しかし提案は政府の反対で却下されたと同議員は話している。
一方、政府によれば、事故を起こした炭鉱は定期的に検査を受けており、3月の検査でも違反は見つからなかったとしている。
エルドアン首相はアルバニア訪問の予定を中止して現地を視察したが、住民から「辞任しろ」と罵声を浴びせられる場面もあった。