トルコの炭鉱で爆発、死者151人超 閉じ込められた作業員も
(CNN) トルコの緊急対策当局は14日、西部マニサの炭鉱で爆発と火災が発生し、151人が死亡したと発表した。80人が負傷したほか、8人が救出されたという。死亡者数は157人という情報もある。
災害対策当局は同日深夜の時点で、地下約1キロの坑内に200人以上の作業員が閉じ込められていると述べた。21人が救出され、このうち11人がけがの手当を受けているという。
一方、マニサ市長は14日午前0時すぎ、CNNトルコとのインタビューで157人が死亡したと述べた。同市長は、坑内に約400人が閉じ込められている可能性があり、このうち30人が救出されたと語った。
さらに地元出身議員は16人が負傷したと話すなど、情報が入り乱れている。死傷者は爆発でやけどを負ったり、酸欠状態に陥ったりしたとみられる。
トルコのユルドゥズ・エネルギー相によれば、炭鉱では電源の変圧器が爆発した。100人規模の救助チームと救急車数十台、ヘリコプターなどが現場へ派遣された。ユルドゥズ氏は「経験豊富なチームだ」と強調し、坑内で火災の起きていない場所にはまず新鮮な空気を送り込む作業が始まっていると話した。
エルドアン首相も首都アンカラで、同国が「閉じ込められた同胞の救出」に取り組んでいると語った。