インドの少女強姦殺人、3人兄弟が容疑の一部認める
インド北部カトラ村(CNN) インド北部ウッタルプラデシュ州で14歳と16歳の少女が死亡した集団レイプ事件で、兄弟関係にある男3人が容疑の一部を認めた。警察の報道官が1日、CNNに語った。
3人は強姦の罪を認める一方、少女たちを殺害した罪は否認しているという。
同報道官によると、犯人に加担して事件への対応を怠ったとされる警官2人を含め、これまでに計5人が逮捕された。警察は、さらに別の2人が事件に関与したとみて、身元の特定を急いでいる。
死亡した少女たちはいとこ同士だった。遺族の家には村の住民らが次々と弔問に訪れた。一方の少女の母親は、「娘は貧困から抜け出すために医師を目指すと話していた」「犯人も同じ目に遭うべき。公開で絞首刑にしてほしい」と話した。
少女たちの遺体は木に吊るされた状態で見つかった。検視の結果、強姦されて窒息死したことが確認された。
2人は5月27日の夜、用を足しに行った果樹園で襲われたとみられる。インドの農村部はトイレが整備されていないため、女性たちは常にこうした危険にさらされている。
国連児童基金(ユニセフ)が4年前にまとめた統計によると、同国では人口の約45%に当たる5億4500万個の携帯電話が使われる一方で、屋外での排便を強いられている人は推定6億2000万人に上る。