イスラエル少年3人が誘拐か ヨルダン川西岸
エルサレム(CNN) イスラエルのネタニヤフ首相は14日、イスラエル国防軍(IDF)に対し、ヨルダン川西岸のユダヤ人入植地で誘拐されたと見られるイスラエルの10代の少年3人を「いかなる手段を使ってでも」探し出し、解放するよう命じた。
IDFによると、3人の少年は12日夜から13日にかけて、ヨルダン川西岸のユダヤ人入植地の1つグーシュ・エツヨンで目撃されたのを最後に行方不明になっているという。
ネタニヤフ首相は14日、全国でテレビ放送された演説の中で、少年たちが「テロ組織によって誘拐されたことは間違いない」と述べた。
どの組織がこの誘拐疑惑に関わったかは明らかにされていない。ネタニヤフ首相は、パレスチナ自治政府には少年たちの発見に協力する「責任がある」と言明。パレスチナ自治政府のアッバス議長に対し、「少年たちを無事に連れ戻すために最善を尽くすよう」求めたことを明らかにした。
ネタニヤフ首相は国防軍の指揮官らに、少年たちを発見し、彼らがガザや他の場所に連れ出されるのを阻止するよう命じたと語った。
イスラエル軍関係者が14日に語ったところによると、ヨルダン川西岸南部では、少年らの捜索に関連して、すでに数十人のパレスチナ人が逮捕されている。捜索に当たっているイスラエル軍はパラシュート部隊を増強した。