イラク武装勢力、西部で攻勢 イスラム法支配強める

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米国はイラク政府に支援を表明するとともに、同政府が国民全体を代表するように要求

米国はイラク政府に支援を表明するとともに、同政府が国民全体を代表するように要求

イラク軍の広報は記者団に対し、態勢を強化する目的で、一部地域から「戦略的撤退」を行ったと述べた。

アンバル州で残っている2つの軍事基地のうち、ラマディ近郊にあるハリディヤ基地は22日未明にかけて襲撃を受けたが、占拠は免れ、武装勢力は撤退した。近郊の街にあるアルアサド空軍基地はまだ政府の管理下にあるが、次の標的にされるのは必至だという。

首都バグダッドの近郊のアブグレイブでISISの戦闘員と思われるスンニ派の武装勢力と治安部隊との間で小規模な衝突の発生が伝えられている。

また、バグダッドから約95キロ南部のシーア派の街ヒラーでは、軍の徴兵事務所が砲撃されて少なくとも4人が死亡、34人が負傷するなど、イラク全土で散発的な攻撃が伝えられている。

ISISに制圧された北部の都市モスルの住民が22日に語ったところでは、ISISは同地に、イスラム教の戒律に基づき住民を裁くシャリア法廷を設置すると触れ回っているという。

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