イラク武装勢力、西部で攻勢 イスラム法支配強める
イランの最高指導者ハメネイ師は同日、国営通信を通じて、「米国はこれを宗派間戦争と位置付けようとしているが、イラクで起きている事態はシーア派とスンニ派の戦争ではない」と述べ、イラクを攻撃しているのは旧フセイン政権の生き残りと過激派だと指摘。マリキ政権は自らこの問題に対処できると述べ、米国による介入を批判した。
一方、米国務省のケリー長官は訪問先のエジプト・カイロで、イラクの状況を見誤ってはならないと語り、「米国はイラクが(ISISに)再び立ち向かうことを支援する用意がある」と強調。その一環として、シーア派を中心とするマリキ政権に対し、宗派を乗り越え、より包括的で国民全体を代表する存在になるよう促した。