インドネシア大統領選、庶民派ジョコ氏が勝利
(CNN) インドネシアの選挙管理委員会は22日、9日に投票が行われた大統領選挙で、ジャカルタ特別州知事のジョコ・ウィドド氏が当選したと発表した。軍やエリート層の出身ではない人物として初めて、同国の大統領に就任する。
大統領選はジョコ氏と元軍人のプラボウォ・スビアント氏の一騎打ちとなった。選管の集計によると、ジョコ氏の得票率は53%、プラボウォ氏は47%だった。
プラボウォ氏は同日、集計結果発表の直前に、大がかりな不正があったとして異議を申し立てていた。
ジョコ氏は家族経営の家具ビジネスから輸出会社を興して大きな成功を収めた。2005年にスラカルタ市長に選出され、12年にはジャカルタ特別州知事に就任。大統領選でも庶民性をアピールして低所得者層などの支持を集め、経験不足という批判をはねつけた。