北朝鮮で拘束の米国人3人、米政府に助け求める
同氏は糖尿病、高血圧、腎臓結石の疾患があり、健康状態の悪化が懸念されている。「この1年半は病院と労働強化所の間を行き来している」といい、過去1カ月半の間に症状が悪化して「両手はしびれて痛みを感じ、夜はなかなか眠れず、毎日屋外で働いている」と話す。
一方、観光ビザを破棄して北朝鮮に亡命を求めたとされるミラー氏は、「私は非常に差し迫った状況にある。間もなく裁判にかけられ、刑務所に送られるだろう」と述べ、「米政府は国民を守る政策で有名なのに、私のケースではまだ何も動きがない」と訴えた。
フォウル氏は観光で北朝鮮を訪れ、滞在していたホテルの部屋に聖書を置いていったとして罪に問われた。インタビューでは自分の待遇に不満はないと話し、「ここにいるのがあと2日だろうと20年になろうと、それが続くことを願う」と語った。
3人とも、それぞれの罪状を認める書面に署名したと話している。