韓国兵が集団いじめで死亡、同僚に殺人罪
ソウル(CNN) 北朝鮮との境界線近くで医療部隊に所属していた韓国軍の兵士が、同僚兵から1カ月以上にわたって激しいいじめを受け、死亡した。
死亡したのは当時20歳だったユン1等兵。暴行されたり絶食させられたりしたほか、床に落ちたたんをなめたり自分の吐いた物を食べることを強要されるなどのいじめを受けた。
1等兵は4月6日、殴られたうえに凍った食品を無理やり食べさせられ、呼吸が停止して死亡。検視の結果、死因は窒息死と断定された。
連絡を受けて病院に駆けつけた家族は、全身あざだらけの遺体と対面し、窒息死したという説明に納得できなかったという。
人権団体が内部報告書を入手していじめの全容を明らかにしたのは、その後数カ月たってからだった。