ウクライナ東部で砲撃 停戦に暗雲か
ウクライナのポロシェンコ大統領とロシアのプーチン大統領は6日に電話で会談し、停戦はほぼ守られているとの認識で一致した。ウクライナ大統領府によると、両首脳は停戦を維持するための追加的措置についても話し合ったという。
一方で欧州連合(EU)は5日夜、ロシアに追加制裁を実施することで合意に達した。8日に正式決定する構えだ。
これに対してロシア外務省は6日、EUが制裁を発動した場合はロシアも対抗措置を取ると宣言した。
欧米諸国はロシアが紛争に直接関与していると非難するが、ロシアは一貫してこれを否定してきた。
国際人権団体「アムネスティ・インターナショナル」のシェティ事務局長は「すべての当事者が人命を軽視し、国際的義務に露骨に違反している」としたうえで、「ロシアは直接的な介入や親ロシア派への支援を通して紛争に油を注いでいる」と批判した。