40秒に1人自殺、世界で年間80万人 WHO

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米国で自殺者増、専門家に聞く

(CNN) 世界保健機関(WHO)は6日までに、2012年の世界の年間の自殺者が合計で80万人以上に達したとの報告書を発表した。40秒に1人の割合で自らの命を絶っている計算となる。

WHOが自殺に関する報告書をまとめたのは初めて。世界の172カ国が寄せた関連データを分析し、報告書作成には10年を要していた。80万人以上との数字は推計値。

WHOによると、紛争や自然災害の犠牲者は世界で毎年約150万人となっているが、自殺者はこのうちの半数以上を占める。

同機関は2020年までに、各国の自殺率を10%引き下げる目標を設定している。世界規模で10万人当たりの比率は平均で推定11.4人。男性が女性のほぼ2倍となっており、一部の富裕国では最大で3倍の水準を記録した。

高所得国の国民の自殺率は12.7人で、低中所得国の11.2人より高かった。人口10万人当たりで比較すると、最多は南米ガイアナの44.2人、北朝鮮38.5人、韓国28.9人、スリランカ28.8人、リトアニア28.2人などと続いた。

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