学校やバスに砲撃、死者も ウクライナ東部ドネツク
キエフ(CNN) 親ロシア派武装勢力が支配するウクライナ東部のドネツクで1日、新学期を迎えた学校の周囲や公共バスが砲撃を受け、少なくとも9人が死亡した。
ウクライナ政府と親ロシア派の間では9月5日に停戦合意が成立したものの、その後も一部では戦闘が続いている。今回の砲撃がどちら側から行われたかは分かっていない。
砲撃があったのは午前10時ごろ。1つ目の砲弾は6~17歳の子どもたちが通う第57学校から5メートルの地点に着弾した。当局者によればこれにより、学校の1~2階の窓やドアが破損したという。この日、学校は通常より1カ月遅れで新しい学年の初日を迎えたばかりだった。
死者の数については情報が交錯(さくそう)している。親ロシア派の支配下にある市当局によれば、生物教師と保護者2人の計3人が死亡し、5人が負傷した。
ウクライナ政府側のドネツク地方当局によれば、死者は4人で負傷者は8人だという。いずれも死者のなかに子どもはいないとしている。
これとは別に、同時刻に公共バスにも砲弾が当たり、市当局によれば、乗客2人と周囲にいた4人の合わせて6人が死亡した。