ナイジェリア北東部の学校前で自爆テロ、死者47人以上
カノ(CNN) ナイジェリアの警察によると、同国北東部ヨベ州の街、ポティスクムで10日、学校を狙った自爆テロが発生し、少なくとも47人が死亡、79人が負傷した。
現場は政府系寄宿学校の校長室の前。警察報道官によれば、朝礼のために集まった生徒らの中に変装した犯人が紛れ込み、同日午前7時50分ごろ爆弾を起爆されたとみられる。
死傷者のうち何人が生徒だったのかは不明。犯行声明は出ていないが、同報道官はイスラム過激派「ボコ・ハラム」による犯行との見方を示した。
ボコ・ハラムは欧米式の教育を否定し、学校への攻撃を繰り返してきた。今年2月には同州ブニヤディで寄宿学校を襲撃し、少なくとも40人の生徒を殺害。ポティスクムでも昨年、寄宿学校の寮で生徒42人を殺害した。
ポティスクムでは先週、イスラム教シーア派の行事で自爆テロがあり、集まっていた信者ら15人が死亡していた。犯行声明は出ていないが、ボコ・ハラムに疑いがかかっている。