中国・新疆の路上で襲撃、爆発物投げる 住民ら15人死亡
(CNN) 中国の国営新華社通信は29日、北西部の新疆ウイグル自治区ヤルカンド県の路上で28日午後、武装グループが爆発物を住民らに投げ付けたり、刃物で襲撃する事件が発生、4人が殺されたと報じた。
テロ攻撃としている。警官隊が現場近くを捜索し、襲撃犯の11人を殺害したと伝えた。事件に巻き込まれた少なくとも14人が負傷し、病院に搬送された。
襲撃犯の背後関係や犯行の動機などには触れていない。
同自治区では、イスラム教徒が多い少数民族のウイグル族と漢族の対立に根差した暴力事件が相次いでいる。今年5月には区都ウルムチの路上市場で自爆攻撃があり39人が死亡する事件が発生していた。
中国政府はこれらの攻撃には独立国家の樹立を狙うウイグル人の分離主義組織が関与していると主張している。