井戸水の汚染で50人死亡、150人入院 ソマリア
ソマリア・モガディシオ(CNN) アフリカ東部のソマリアで、出来たばかりの井戸の水が汚染され、少なくとも50人がこの井戸の水を飲んで死亡した。当局者が11日に明らかにした。
地元の当局者によると、問題の井戸は首都モガディシオ北部の地域に新しく建設された。これまでにこの井戸の水を飲んだ150人以上が病院に運ばれているという。
4人の子どもをもつ女性はCNNの取材に対し、8歳の子どもが汚染された水を飲んで死亡したと語った。
何者かが故意にやったのかどうかも含め、井戸水が汚染された経緯は分かっていない。
深刻な水不足に悩まされてきたアフリカは、ここ数年で飲料水の供給が改善されてきた。しかしソマリアなどの一部地域ではまだ深刻な状況が続く。
国連によると、アフリカでは衛生問題や水の汚染に関連した疾患のため、1時間に115人が命を落としている。