仏紙襲撃、表現の自由か身の安全か 風刺画の転載見送った報道各社の判断
一方、デイリー・ビースト、ゴーカー、ハフィントン・ポストといった大手ニュースサイトは7日の事件を受けて、2011年のムハンマドの漫画を含むシャルリー・エブドの漫画を転載した。
デイリー・ビーストは2011年に公開していたスライドショーを7日に更新し、シャルリー・エブドの表紙を飾った「ショッキングな」漫画16枚を紹介している。
同サイトの発行人ノア・サッチマン氏は、スライドショーの掲載にためらいは一切なかったと強調。「我々は表現の自由を支持している。何よりもあの恐ろしい襲撃を目の当たりにして、勇気ある編集者や記者、漫画家への支持を表明したいと思った」と語る。
ゴーカーのマックス・リード編集長は、「漫画を掲載したのはニュース価値があるからだ」と述べ、「シャルリーが掲載して物議をかもした画像のことを話題にする以上、その画像そのものを読者に見せる義務がある」と強調した。