パリで大規模行進、世界の首脳が参加 仏紙襲撃
米国からはハートリー駐仏大使が参加したが、オバマ大統領やケリー国務長官らの姿はなかった。CNNは大統領が参加しなかった理由を国務省とホワイトハウスに問い合わせたものの、返答は得られていない。
テロの脅威は仏国内にとどまらず、この日も世界各地で続いた。ベルギーでは新聞社に爆破を予告する匿名の電話が入り、従業員らが避難。警察が道路を封鎖する騒ぎとなった。
ニューヨーク市警(NYPD)など全米の捜査機関には、10日にイスラム過激派「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」が流したビデオを受けて警戒を促す指示が流れた。CNNが入手した情報によれば、ビデオはISISの報道担当者がメンバーに「情報当局者や警官、兵士、市民の殺害」を指示する内容。標的として米仏両国とオーストラリア、カナダを名指ししている。
イスラム過激派系のウェブサイトでは、パリ東部のユダヤ系食料品店に立てこもり、警察の突入作戦で死亡したアメディ・クリバリ容疑者(32)がISISの最高指導者、アブバクル・バグダディ師に忠誠を誓った場面とされるビデオが公開された。米情報当局が本物かどうかを調べているという。