3日間ゲームし続けた男性が死亡 台湾のネットカフェ
香港(CNN) 台湾のインターネットカフェで、3日間ゲームをし続けていた32歳の男性が死亡しているのが見つかった。台湾では今月1日にも別のカフェでゲームをしていた男性が死亡している。
警察によると、男性は高雄にあるインターネットカフェに1月6日に来店。8日午前10時ごろ、テーブルの上でぐったりしているのを店員が見つけ、搬送先の病院で死亡が確認された。死因は心臓発作だった。
警察は、寒さと長時間のゲームによる過労が原因で心臓発作を引き起こしたと推定している。
男性は失業中で、インターネットカフェしか行くところがなかったという。
正確な死亡時刻は不明だが、発見時には硬直が始まっていたことから、この時点で死後数時間経過していた可能性もあるとみられる。
警察によると、店内に居合わせた客たちは、警察や救急隊が駆けつけても無関心な様子だった。
店内の監視カメラの映像には、男性がわずかに苦しむ様子を見せた後に動かなくなる姿が映っていたという。
地元紙によれば、男性はこの店の常連客で、それまでにも何日もゲームに没頭していたことがあり、「疲れるとテーブルに突っ伏して寝たり、椅子に座ったまま居眠りしていた」と店員は証言。「だから最初は異変に気付かなかった」と話している。
台湾では1日にも、台北のインターネットカフェで5日間連続でゲームをしていた38歳の男性が死亡しているのが見つかった。2012年には、ゲームをしていた男性が死亡したことに10時間の間誰も気づかなかったケースもあった。