エジプト軍を襲撃、ISISに忠誠を誓う過激派か
(CNN) エジプト東部シナイ半島アリーシュで軍や警察の複数の施設が武装勢力の襲撃を受け、少なくとも26人が死亡、36人が負傷した。エジプト関係のニュースサイト「アスワト・マスリーヤ」が医療・治安関係者の話として伝えた。
アスワト・マスリーヤによれば、事件が起きたのはシナイ半島北部のアリーシュの町で、襲撃には自動車爆弾や迫撃砲が使われた。
エジプトの国営テレビやアラビア語ニュースサイト「アフラム」によれば、襲われたのはアリーシュにある治安部隊の拠点や近くの軍基地、ホテルや検問所だという。
シナイ半島北部では2013年にイスラム主義のモルシ前大統領が追放されて以降、イスラム主義過激派とエジプト軍の戦闘が続いている。
今回、ツイッターで犯行声明を出したのはエジプトで最も活発な活動を行うイスラム過激派「エルサレムの信奉者」だった。同組織は昨年11月、イスラム過激派「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」に忠誠を誓うとしている。