ウクライナ和平協議、短時間で決裂か 再開の見通し立たず

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(CNN) ウクライナ東部情勢を巡る和平協議が1月31日、ベラルーシの首都ミンスクで開かれた。匿名の外交筋によると、交渉は合意に至らないまま約2時間で決裂した。

同外交筋は「意見の相違が非常に大きく、合意や協力が生まれる雰囲気ではなかった」と指摘。2月1日に協議が再開される見通しもないと述べた。

ウクライナの国営メディアによると、ミンスクでの協議には同国とロシアの両政府、現地に監視団を派遣している欧州安保協力機構(OSCE)、親ロシア派が樹立を宣言した「ドネツク人民共和国」「ルガンスク人民共和国」の各代表者が参加した。当初は30日に始まる予定だったが延期されていた。

昨年9月にミンスクで成立した停戦合意はすでに事実上崩壊し、政府軍と親ロシア派武装勢力による戦闘はここへ来て激化している。

ウクライナの国家安全保障国防会議によると、31日はウクライナ軍兵士15人が死亡、33人が負傷した。親ロシア派はこの日、ドネツク市の北東に位置するデバルツェボ近郊の町を攻撃し、制圧を図ったという。

地元警察責任者によると、デバルツェボでは親ロシア派の砲撃で民間人12人が死亡した。ウクライナ当局は同市の住民310人を避難させた。

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