パリのスーパー襲撃テロ 実行犯、犯行をビデオ撮影し送信か
(CNN) パリで今月初旬に発生した連続テロ事件でユダヤ系スーパーを襲撃して立てこもり、4人を殺害したアムディ・クリバリ容疑者が、体に装着したビデオカメラで犯行の模様を撮影していたことが31日までにわかった。米情報機関当局者がCNNに明らかにした。
フランスの週刊誌レクスプレスによる最近の報道内容を確認する情報となっている。同誌の記事は仏の捜査筋を引用したもので、撮影時間は約7分間で3人の殺害場面などが含まれていた。捜査当局はこの画像の内容を既に調べたという。
また、容疑者は突入した警官に射殺される前、店のコンピューターを使って画像のメール送信を試みていた。捜査当局者は、画像が報道機関とは関係がない誰かに流れた可能性が高いと指摘。その上で画像がいずれインターネット上などで公開されることへの懸念を示した。
捜査員は同スーパーのコンピューターのデータを分析しており、クリバリ容疑者が犯行現場から連絡しようとした可能性がある共犯者の存在も調べている。