ボコ・ハラムがカメルーンで住民を襲撃、モスクに放火

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ナイジェリア・カノ(CNN) カメルーン北部フォトコルで4日早朝、ナイジェリアのイスラム過激派「ボコ・ハラム」とみられる武装グループが住民ら数十人を虐殺した。住民の証言で明らかになった。

フォトコルはナイジェリアとの国境近くに位置する。証言によれば、襲撃は夜明け前に始まった。武装グループは家を1軒1軒回り、住民を殺害したという。

また、少なくとも3カ所のモスク(イスラム礼拝所)が銃撃された。早朝の礼拝が行われていた中央モスクも襲われ、聖職者や信者たちが銃殺されたうえ、放火された。

武装グループはモスクに向かう人々にも銃を向けた。

その後、軍との間で銃撃戦となり、武装グループは午前9時ごろ撤退した。

住民らによれば、隣国チャドの戦闘機が森林地帯に逃げこんだ武装グループを追跡し、爆弾を投下。続けて地上部隊が生き残りの戦闘員たちの捜索にあたったという。

今回の事件は、チャド軍とカメルーン軍の地上作戦によりナイジェリアのガンボルを追われたボコ・ハラムの戦闘員が中心となって起こしたとみられている。

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